Bolsey model C(ボルシーC型)のレストア または 破壊

クラカメ界の壊し屋ことトシノブです。
今週もカメラを分解!分解!


先日、久々にカメラを購入しました。
Bolsey model C(ボルシーC型)です。

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このカメラは35mmフィルムを使用する二眼レフという、結構珍しい形式のカメラです。
もともとボルシーは普通のレンジファインダーだったのですが、C型でピントグラスとファインダーレンズを無理やり増設されました。
なので、アイレベルとウエストレベル両方のファインダーが使えます。

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両方使えるなんて便利ですね(本当はそんなでもない)

そんな事はさておき、ワタクシ、このボルシーを手に入れた次の日には早速分解しておりました。
原因は2つ。

  • フィルムを入れて巻き上げると途中でストップしてしまう。
  • シャッターチャージが手動でしかできない。

という現象が発生したからです。
ボルシーは数年前にも持っていたのですが、すぐにオークションに転売してしまったのでうろ覚え。
確かすんなり操作できたような気がする・・・。

「これはきっと故障だ!
分解して原因を確かめなければ。可能ならば修理したい!」

というわけで、ボルシーの解体ショーの始まりです。

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まずレンズ前面の銘盤を外す。ネジ2本。
その後ファインダー用・撮影用のレンズを外す。反時計回りに回すだけで外れます。
シャッター部のカバーも外す。これもネジ2本。

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巻き上げ・巻き戻しレバーを外す。
ゆるみ防止のため一つのネジ穴にイモネジが2つねじ込まれている。

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軍艦部を外す。裏からネジ2本。
これで中身が見れる。簡単に分解できた。

20.jpgなんとまあ適当なファインダー。遮光板は黒い厚紙です。
アメリカらしい合理的な仕組みです。つまり安っぽいカメラです。
ドイツならこうはならない。

歯車を眺めながら、シャッターチャージができない理由を考える。
どうやら、シャッターチャージはシャッターレリーズが兼ねているらしい。
シャッターボタンを押す力でチャージされている。

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チャージするためにはシャッターボタンのストッパーが解除されなければならない。
これは巻き上げ時にフィルム送りギアが回転してストッパーを引き込んでいるようだ。

つまり、巻き上げができない原因を突き止めなければならないと。
巻き上げできない原因はここにあった。

巻き上げレバーにつながっているシャフトがストッパーで制御されている。
このストッパーはシャフトを引き上げると解除されるらしい。

ん・・・?引き上げる?
自動じゃないのか、そんな部品は見当たらないし。
手動で引き上げて巻き上げれば動くのか?

手動で引き上げる・・・手動・・・うーん。(チラッ)

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「LIFT SLIGHTLY AND WIND」

「LIFT」

「LIFT」

「LIFT」

ああああああ!!!!
LIFTって書いてる!!!!
巻き上げ時にちょっと引き上げろって書いてる!!!
分解する必要なかったーーーー
壊れてなかったよ、使い方知らなかっただけだよ!

泣きながら分解した手順を辿り組み立てました。

えー、ちょっと言い訳しますと
LIFTがLEFTに見えてました。

ちなみに分解ついでに注油と清掃したので動作がスムーズになりました。
払った代償として、B(バルブ)機能が全く動かなくなりました。
分解途中に小さい部品を無くしたのが原因だと思います。
差し引きゼロです。にこいちです。